かっきぃーの雑記帳

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豊臣秀吉が注力した巨大土木事業・巨椋池干拓地と向島城址の今を近鉄京都線の車窓から見る

前回紹介した「関ケ原司馬遼太郎)」には、豊臣秀吉巨椋池に築城した向島があり、秀吉が没した後、徳川家康が居城としたという話がありました。 巨椋池干拓され、田んぼや住宅地になっていたりと、今やお城があったなんでイメージできる場所ではないので、どのあたりに向島城があったのか、ずっと気になっていました。 そんな中、興味深い本を見つけました。

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京都の凸凹を歩く 高低差に隠された古都の秘密 [ 梅林秀行 ] 価格:1728円(税込、送料無料) (2018/8/1時点)

 

この本には、3D凸凹地形図を使いながら、地形が覚えている歴史をたどって解説されていて、分かりやすくて面白い。その中で、 巨椋池-「土木マニア」秀吉が残した、日本史上まれに見る巨大工事の痕跡。 という章に目が止まり、すぐさまGET。 地形に残る向島城の痕跡をはじめ、向島城について詳細に解説されていました。

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そういえば、京都に住んでいるとき、この辺りを走っている近鉄京都線にはよく乗っていましたが、巨椋池干拓のことは薄く知っていたものの、向島城のことなどつゆ知らずの状況だったので、先日京都に行ったときに車窓から見える景色を動画撮影。 秀吉が力を入れていた伏見桃山地区である近鉄桃山御陵前駅京都市伏見区)から、宇治川をわたり、向島城址の方角を望みながら、巨椋池跡を走り抜け、巨椋池南側の大久保駅宇治市)まで撮影しました。

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宇治川をわたる澱川橋梁からは、大和街道宇治川本流の結節点「観月橋(豊後橋[当時])」や豊臣政権が流路を変えたという巨大河川「宇治川」を望んだり、

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豊臣秀吉が築いた伏見指月城の支城「向島城」跡地の周辺の今を見ることができます。 道路の傾斜をよく見ると少し高低差があることも分かります。 やはり秀吉。スケールが大きい! できるできないではなく、やるかやらないか の世界ですね。 豊臣秀吉が注力した大規模地形改変を伴った巨大土木事業の対象となった巨椋池干拓地と向島城址の今を近鉄京都線(奈良行き急行・南行き)の列車から見える流れる車窓(東方向)からご覧ください!


豊臣秀吉が注力した巨大土木事業・巨椋池干拓地と向島城址の今を近鉄京都線の車窓から見る/近鉄京都線急行(桃山御陵前駅→大久保駅)【流れる車窓(東側)】

 

京都の凸凹を歩く 高低差に隠された古都の秘密 [ 梅林秀行 ]」。詳しく解説が書いてあるので、おススメです。

【動画のタイムライン】
   0:01 桃山御陵前駅【出発】
   0:10 御香宮神社大鳥居
   0:14 道阿弥町京都市伏見区
   0:24 奉行前町(京都市伏見区
   0:38 伏見公園
   0:47 桃陵町(京都市伏見区
   0:56 弾正町(京都市伏見区
   1:02 宇治川派流
   1:06 京阪宇治線
   1:09 京都外環状線
   1:14 宇治川本流・澱川橋梁/(遠方)観月橋
   1:27 向島西堤町【このあたりから巨椋池跡地】
   1:36 向島津田町(京都市伏見区)/(遠方)山城向島城址向島本丸町(京都市伏見区
   2:01 向島東定請(京都市伏見区
   2:17 向島駅【通過】
   2:31 槇島町(宇治市
   2:51 京滋バイパス
   3:21 小倉町(宇治市
   4:05 小倉駅【通過】
   4:13 小倉町(宇治市)【このあたりまで巨椋池跡地】
   4:40 伊勢田町(宇治市
   5:13 伊勢田駅【通過】
   5:25 広野町宇治市
   6:03 大久保駅【到着】

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