使わない純正カーオーディオを家庭用として活用する
以前、クルマを購入したときにディーラーオプションでカーナビを取り付けたので、純正のカーオーディオが手元に残っていました。新品なので捨てるには気が引け、取ってはいましたが、ずっと倉庫の奥に眠らせておくのも意味がない。そこで、家庭用で使えないかと考えました。
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家庭用への転用をする際に考えないといけないのが次の3点。
- 配線をどうするのか
- スピーカーをどうするのか
- 電源をどうするのか
配線については、以前ディーラーにて電源やスピーカーの配線図を聞いておきました。
配線 | |
黄 | バッテリー(+) |
赤 | アクセサリー(+) |
黒 | アース(-) |
白と灰 | フロントスピーカー(+) |
白黒と灰黒 | フロントスピーカー(-) |
緑と紫 | リアスピーカー(+) |
緑黒と紫黒 | リアスピーカー(-) |
※RightとLeftは不明
スピーカーは以前使っていたPCのスピーカーが余っているので、収納庫の奥からひっぱり出してきました。
あとは電源。乗用車のバッテリーは12Vだから、出力が12VのACアダプターがないかなーと探していたところ、11.5Vのアダプターならあるよ、と友人Nクンからいただきました。最大電流も700mAと少なめなので、実用的かどうかはやってみないと分かりませんが、とりあえずチャレンジです。
材料はすべてそろったので、いよいよ作業に移ります。まずは電源が入るかどうか。
電源のプラスマイナスを逆に取り付けると回路が焼損し復旧が難しくなる場合があるようです。アダプターの+-はアダプターに書いてあります。上記のアダプターの写真でいうと左下の記号。プラスが中央の端子、マイナスが外側の端子。念のため、デジタルマルチメーターで測定し確認しました。そして、バッテリーとアクセサリーのケーブルをひとまとめにしてACアダプターの+極へ。アースのケーブルを-極へ。そして、アダプターをコンセントにいれると・・・
うぃーんううぃーん
電源が入りました。正面をみてみるとボタンのイルミネーションもちゃんと点いています。まずは第1ステップ完了です。つづいて、スピーカー。
スピーカーの中身をみてみるとスピーカーと基板で構成されていました。基板には電源スイッチやボリューム調整つまみがついていますが、カーオーディオで基本的なボリューム調節などはできるので基板は不要かも、と思い、カーオーディオのスピーカー出力ケーブル(白と白黒ケーブル)をスピーカーに直結してみました。
そして、「HIDE YOUR FACE (hide) 」のCDを入れてみました。そして、1曲目「PSYCHOMMUNITY」。この曲は歌詞がないインストゥルメンタル。数十秒の無音部につづきシンセサイザーの奏でる旋律が徐々にボリュームを上げスピーカーから流れてくる。
さらにはギターとドラムの音が折り重なり、リズミカルで壮大なギター・オーケストラが流れてきました。あらたな時代の幕開けを演出する名曲です。右と左のステレオもうまく機能していました。
ちゃんと機能することが確認できたので、最後はパッケージング。
裸の配線には触れられないよう、ダンボール箱を使ってケースを作りました。本来は金属やプラスチックで作るべきだとは思いますが、当面様子を見ながら、ダンボールケースでしのぎます。大きさもちょうどいいのがありました。使わないときはスピーカーとアダプターがバッチシ収納できます。
やっぱり新品なのにまったく使わないのももったいないですしねー。うまく使えるようになってよかったよかった。
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