前回、江ノ島や鎌倉周辺の移動手段として、オトクなフリーきっぷとレンタサイクルがおススメと書きました。今回は、湘南・鎌倉地域までの交通アクセス(公共交通機関)について紹介します。
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私鉄・JR在来線を利用
関東圏から私鉄・JR在来線を利用する場合には下表にまとめた4路線が便利。鎌倉へ行くのか、江ノ島へ行くのかでルートが異なりますので事前に計画をしておかないと遠回りになる心配があります。
利用路線 | 主な出発先 | 主な行き先 |
---|---|---|
JR東海道線 | 東京、品川、横浜、小田原、熱海 | 江ノ島(藤沢から江ノ電 or 小田急) 鎌倉(大船からJR横須賀線) |
JR横須賀線 | 千葉、東京、品川、横浜 | 鎌倉・北鎌倉(直通) 江ノ島(大船から湘南モノレール) |
JR湘南新宿ライン | 新宿、大宮、高崎、宇都宮 | 鎌倉・北鎌倉(横須賀線直通が便利) 江ノ島(東海道線直通が便利(藤沢乗換え)) ※東海道線と横須賀線の乗換えは戸塚駅がラク! |
小田急線 | 新宿・町田・厚木 | 江ノ島(直通) 鎌倉(藤沢から江ノ電) |
JR東海道線 v.s. JR横須賀線
東京・品川・横浜には東海道線と横須賀線が乗り入れており、大船にて藤沢方面と鎌倉方面へ分岐します。横須賀線は遠回りしていたり停車駅が多いため、基本的には東海道線の方が速いです。
とはいっても、東京~大船間でみると東海道線が約40分、横須賀線が約48分と10分弱しか変わらず、鎌倉・北鎌倉へ行くには横須賀線を利用したほうが乗換えが少なくてすむので、横須賀線を選ぶ人も多いです。
ただし、横須賀線の東京駅は地下5階(総武線のりば)と深いので、東京駅からだと乗換えが大変。なので、東海道線を利用した方がラクだと思います。
グリーン車自由席という選択(JR)
JR(東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン)には追加料金として平日980円、土日祝780円(50kmまでだと200円安)を支払うとグリーン車が利用できる(グリーン券を車内で買うと260円増になるので注意)。
グリーン車とは贅沢な!
グリーン車と言っても一般的な特急の普通席と同じでいわゆるグリーン車の優雅さはないのですが、長距離を移動するのであればおススメ。
50kmを境に2種類の価格設定しかありません。ただし、自由席グリーン券なので座れない場合もあります。特に休日の湘南新宿ラインは人も多いので判断は微妙。新宿・横浜で降りる人は比較的多いですが、座れないこともあります。
小田急v.s.湘南新宿ライン(JR)[新宿~藤沢]
新宿~藤沢だと小田急線と湘南新宿ライン(JR)がありますが、安さは小田急の590円(JRは970円)、速さは湘南新宿ラインの約49分[特別快速](小田急は約57分[快速急行])に軍配が上がります。
湘南新宿ラインは高崎線から来る東海道線直通と宇都宮線から来る横須賀線直通の2系統ありますが、大宮~大船間は同じルートを走ります。藤沢・江ノ島に行くなら東海道線直通、鎌倉・北鎌倉に行くなら横須賀線直通が便利です。
東海道新幹線を利用する
一般的な「新横浜駅」乗り換え
東海道新幹線を利用するなら、「新横浜乗り換え」が一般的ですが、乗換えが少々わずらわしい。横浜市営地下鉄を使えば、横浜駅にて横須賀線 or 東海道線に乗り換えられますが、運賃として240円が必要。JR横浜線を利用する場合は運賃は安くて済みますが、「東神奈川駅」と「横浜駅」の2ヶ所で乗換えが必要。
乗り換えがラクな「品川駅」
足腰が弱い方が一緒であれば、品川まで新幹線で行くことをおすすめします。追加料金と時間は要しますが、横須賀線 or 東海道線への乗り換えは楽々なので、身体的負担は少ないです。
安く済ませる「小田原駅」乗り換え
ひかり号を利用し「小田原駅」または「熱海駅」で東海道線に乗り換える方法もあります。藤沢駅であれば乗り換えなし。鎌倉なら大船で横須賀線に乗り換え約5分。比較的ラクで、料金も安く済みます。ただし、本数が少ないのでタイミングの調整が必要です。
高速バスを利用する
江ノ電バスは他のバス会社と共同で「鎌倉・藤沢~京都・大阪・なんば・堺線」「横浜・鎌倉・藤沢~金沢線」を運行していて、藤沢駅・鎌倉駅には直行できます。
横浜駅発着であれば、神戸発、名古屋発、仙台発をはじめ広島発、青森発などなど利用できる便は多岐にわたります。
羽田空港を利用する
羽田空港からだと YCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)経由で横浜駅へ向かい(580円)、横浜駅からJRを利用するルートがおススメです(横浜駅→藤沢駅 410円)。羽田空港発 藤沢駅行きというバス便もあり(1,370円)、乗換えがなく、超絶ラクではありますが、運賃が高いのと渋滞に巻き込まれる可能性がマイナスポイントです。
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