とりあえず使えるエクセルVBAマクロ超入門
VBAマクロで手間や時間を大幅削減
エクセルにはマクロと呼ばれるカスタマイズ機能があります。
この機能を使うことによって
- 繰り返し行っていた定型的な操作を自動化することができる
- 入力フォームやメッセージボックスなどのユーザーフォームがつくれる
- 複雑な数式や関数を作成し、処理することができる
などができます。グラフの作成やデータの抽出・分析がボタンひとつで自動的にできるので、手間や時間を大幅に削減することができます。また、入力フォーム(ユーザーフォーム)を作成することで、データ入力の間違いを減らすことにもつながります。
こういった便利な機能を使わない手はない!
マクロの自動作成から本格的プログラミングまで
ではそもそもマクロとは何なのか。マクロはVBA(Visual Basic for Applications)と呼ばれるプログラミング言語で作ったプログラムのことを指します。このVBAはExcelやWord、PowerPointなどのOfficeアプリケーションをカスタマイズできるよう各ソフトウェアに標準で搭載されていますので、追加でソフトウェアを購入する必要はありません。
プログラミング言語という言葉を聞くと経験のない人にとってはハードルが高く感じるかもしれませんが、実際に操作した手順をマクロに自動変換できる機能もあり、単純な作業であればまったくプログラミングのことが分かってなくても容易に自動化することができます。また、一定の制限はありますが、数値シミュレーションなどの本格的なプログラムも作れます。
まずは、「とりあえず使える」状態を目指します
VBAのプログラミングに使える構文(いわゆる文法)は600を超えるほど多数存在するので、実際に利用しながら必要に応じて調べることが現実的です。ですから初めの第一歩を踏み出し「とりあえず使える」状態になることが重要です。マクロに関する書籍などをみると、聞きなれないカタカナ語も多いのでそこで挫折してしまう人も多いようですが、とりあえず使える状態になっていると、それらの意味の理解も早くなります。この「とりあえず使えるエクセルVBAマクロ」では、「とりあえず使える」状態を目指し、基本的なことに絞り、具体例を交えながら講義形式で紹介します。
コンテンツ
はじめに 「とりあえず使えるエクセルVBAマクロ超入門」のコンセプト
準備編 マクロ機能を有効にする
Lesson1 マクロの作り方 基礎の基礎
- 1-1. 操作手順をマクロに記録する方法
- 1-2. 記録したマクロを実行する方法
- 1-3. 記録したマクロ(VBAプログラム)の表示方法
- 1-4. 記録したマクロに手を加える
- 1-5. マクロを実行するボタンを作る方法
Lesson2 これだけは覚えておく基本構文
- 2-1. ExcelVBA特有の基本構文
- 2-2. VisualBasicの基本構文
Lesson3 マクロ実行でエラーが発生。
- 3-1. 解決方法の見つけ方
さいごに 次のステップへ
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