YouTubeにおいてサムネイルが重要という一般論に思うこと(迷走YouTuberの苦悩)
YouTubeにおいてサムネイルが重要という一般論
YouTubeで視聴回数を増やすには、サムネイルで興味を惹き、クリック率を上げることが重要と様々なところで紹介されています。
文字を目立たせるためのテクニックである[縁取り][フォント][配色][レイアウト]などは確かに重要であり、上手に使いこなしたいところですが、もっとも重要なのは【共鳴する言葉】文章やキーワードの選定です。
しかも「大きな文字で端的に動画を紹介しましょう」とよく聞きますが、【端的なメッセージ】にまとめていくのは、なかなか難しい。
キャッチコピーを考えるようなものですね。
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究極のサムネイルは文字なし
とはいえ、サムネイルの真の目的は、伝えたいことが伝わり、視聴者が見てみたい!と思う気持ちになること。文字はあくまでも補足であり、文字がなくても訴求できるチカラをもった画像があれば究極のサムネイルだとも思います。
そして、
ある程度チカラのある画像であれば、文字も少なくてよいはず。なにはともあれ、訴求力のある画像を切り取るところが最重要ポイントかもしれません。
「まんまるお月様に飛行機シルエット」の事例
たとえばこの「まんまるお月様。中秋の名月。 - YouTube」。満月と飛行機シルエットがここで伝えたいポイント。いちおう、補足的に文字を入れましたが。
画像に訴求力がなければ、逆に文字を使いまくる!のも手
文字は少なく端的にというのは、あくまでも背景にある画像を活かすため。背景画像に訴求力がなければ、文字だらけにしてしまうのも一つの手。
「たっぷりすぎる柔軟剤を投入すると残念な結果になる件」の事例
たとえばこの「たっぷりすぎる柔軟剤を投入すると残念な結果になる件 - YouTube」。残念な結果をサムネイルで種明かしするわけにもいかず、とはいえ、単なる洗濯機の写真を載せただけだと残念な結果を表すことができません。
厳選キーワードを載せようにも、状況が状況だけにシンプルに説明することもできなかったので、逆に文章で表現することにしました。
フォントの種類ぐらいは調整が可能。今回は、若干間が抜けた感じの「KFひま字」を使ってみました。
はじめて投稿した動画コンテンツのサムネイル
YouTubeで動画投稿を始めたのは2011年5月11日。記念すべき最初の投稿は、「サンフランシスコケーブルカーの方向転換 (San Francisco Cable Cars) - YouTube」。初めて乗ったサンフランシスコのケーブルカー。方向転換でターンテーブルに乗せた後、人力で回転させていた衝撃は大きく、思わず動画を撮っていて、帰国後にYouTubeに初投稿しました。
このころはサムネイルなんか気にしていませんから、デフォルトでYouTubeが提案したいくつかのショットから選択するだけでした。
これがそのときのサムネイル
この初期のサムネイルでは、男性がターンテーブルを人力で回しているですが、分かりますか?私はすでに映像を見ているので分かるのですが、一見だと分かりにくいのではないかと思いました。
なので今回これを機会にサムネイルを変えてみました。
どうですかね。良くなりましたかね。
新しいサムネイルでは、サンフランシスコのケーブルカーがターンテーブルに乗ろうとしている写真をベースに「文字」と「矢印図形」を追加してみました。
実際の映像はコチラ。なかなかカッコよく回しています。
12年前はカメラも古く、画質がイマイチですね。
デジタルカメラの動画機能です。画質や記録メディアの容量がネックで、このころは動画はほとんど撮影しませんでしたが、このシーンは動画でしか残せないと撮影したものです。
このようにサムネイルについての大枠は分かっているのですが、実際に作ってみると中々、難しい。ということで次回は、「いまだ上手くいっていないサムネイル」と題して、具体的な迷走っぷりを紹介します。