新福菜館本店の中華そば
京都駅近くに「たかばし」と呼ばれる京都ラーメンの聖地があります。
その聖地にある新福菜館本店は、以前から多くの人におススメされていながら、なかなか機会が得られなかった老舗の中華そば屋。
なんとか昨年、東京・秋葉原店に行くことができましたが、ようやく本店にも行くことができました。
やはり、新福菜館。美味しいですねー。コクはあるのに、あっさりと食べやすい黒いスープ。豚肉のうま味があふれる美味しいチャーシュー。青ネギも京都ラーメン感があります。
歴史を感じる雰囲気がまたよい味付けになっています。
二階にも座席があるようで、多くのお客さんでにぎわっていました。
新福菜館本店の隣には「京都たかばし 本家第一旭」があります。こちらにはまだ行っていないので、次は第一旭に行こうと思います。
スポンサーリンク
京都ラーメンの聖地『たかばし』の「たかばし」とは
第一旭の正式名称にもある「たかばし」。これは『高倉跨線橋』というJR京都駅の東側にあるJR線を超えるための橋の略称だそうです。
1970年(昭和45年)までは京都市電伏見線(路面電車)が敷設されていて、塩小路高倉から「高倉跨線橋(通称:たかばし)」を超えて伏見方面に向かっていたようです。
この京都市電の前身になるのが、京都電気鉄道で1895年(明治28年)に開業した日本で初めて営業を開始した電車だそうです。ちょうどJR京都駅から新福菜館本店に向かう途中に記念碑をみつけました。
2軒の老舗中華そば屋に京都の歴史を感じる
新福菜館本店の創業が1938年(昭和13年)、本家第一旭の創業が1956年(昭和31年)とのことなので、「新福菜館本店」「京都たかばし 本家第一旭」の両店が並んで営業している目の前を路面電車が走っていたわけですね。
感慨深いですなー
今や面影は石碑などの一部に留まりますが、この「たかばし」から現在の京都駅をみると多くの線路が敷設され、分岐器(ポイント)でつながり、石垣でできたホームに歴史を感じます。(もちろん当時のものではないと思いますが。)
ちなみに、京都駅は1877年(明治10年)開業。このころは電車ではなく、蒸気機関車ですな。
ちょうどこの数日前に「たかばし」と「JR京都駅」で動画を撮影しましたので紹介します。
国鉄型車両・貨物列車もやってくるJR京都駅・高倉跨線橋(通称:たかばし)からの眺め
うねうねと分岐器(ポイント)を行く!歴史のある京都駅には分岐器(ポイント)がたくさん。