近所のスーパーで売っている「フィッシュフライバーガー」が美味しくて、これまで何個も食べてきましたが、初めて違和感を感じました。
「フィッシュフライパーカー」って書かれているんです。
誤植 発見しました!
ちょっと待った!チキン竜田もパーカーになってる!
確かに。
もしかしたら、誤植じゃないんじゃないのー
というわけで、調べてみました。
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結構話題になっている「パーカー」と「バーガー」の違い
検索してみると、いくつか同様の話題でヒットしました。やっぱりそうですよねー。誤植だと思いますよねー。でも、どうも誤植じゃないようです。
パーカーはパンに切れ目を入れて、最後まで切らずに1つのパンの状態で、おかずを挟んだ食べ物。
バーガーはパンに切れ目を入れて、最後まで切り2つのパンの間に、おかずを挟んだ食べ物。
パーカーって何?誤表示?バーガーとの違い。 | アイ、シテル?
だそうです。なるほど。
なぜ「パーカー」と呼ぶのか
ブログなどのサイトではいくつか記事があるものの、どれも口コミがベースで、正しいと思われる情報源がよく分かりません。国語辞典にも載っていません。
さらには、なぜこのカタチを「パーカー」と呼ぶのか?その理由が気になったので、少し調べました。
なかなか情報が見つからない中、かろうじて見つけたのが、Wikipediaの「ロールパン」の説明文の中の一説。
パーカーハウスロール (Parker house roll)
ロールパン - Wikipedia
ボストンのパーカーハウスホテルのディナーブレッドとして高く評価され、一般に広まった。バター、牛乳と少量の砂糖を加えた生地を丸く型抜きして折り目をつけ、バターを塗って2つ折りにして焼く。鉄板に個々を離して並べて焼く場合と、型にぎっしり並べて焼く場合がある。「パーカーハウスロール」という名称は商標登録されていないため、同名の商品やレシピが多数存在する。
ほぅ。パーカーハウスホテルというアメリカのホテルが発祥だったんですね。その「パーカー」ということですか。Parker House roll で調べてみると、
They were invented at the Parker House Hotel in Boston , during the 1870s. Fannie Farmer gives a recipe for them in her 1896 Boston Cooking-School Cook Book .
Parker House roll - Wikipedia
1896年に料理本として出版されているようです。そんなパーカーハウスロールについて写真入りでまとめてある記事も見つけたので紹介しておきます。
不機嫌なホテルのパン職人が、ホテル客との口論の末、未完成のロールパンをオーブンに投げ込んだ結果、折りたたまれたポケットブック状のパンが出来上がったという伝説があるようです。
たしかに、ロールパンがベースになっているようにも見えますね。具材を挟みやすい形状になったロールパンというのが原点でしょうか。
それにしても、「パーカー」と「バーガー」、音感が似ているだけに、ややこしい。
バーガーパーカーというややこしい商品もあるけどな。
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