市ヶ谷の外濠下に広がる地下空間の謎(東京メトロ 有楽町線→南北線)
壁の向こうに消えていく謎の線路
東京メトロ市ヶ谷駅の有楽町線ホームに降り立つと有楽町線の壁の向こうに謎の線路があることに気づきます。
この謎の線路は南北線の方向に向かっています。とすると南北線方面からも何か見えるかもしれません。
どこに向かっているのか、気になっていました。
- 壁の向こうに消えていく謎の線路
- 南北線最後尾から見る有楽町線分岐方向の地下空間の広がり
- 連絡線分岐のさらに向こうに見えるのは保線車両留置線?
- 有楽町線 市ヶ谷~飯田橋間 にもある謎の空間
- 市ヶ谷 外濠下に広がる地下空間
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南北線最後尾から見る有楽町線分岐方向の地下空間の広がり
南北線(白金高輪・目黒・日吉方面行き)に乗り込み、車両最後尾から後面展望で確認することとしました。市ヶ谷駅を出発して約25秒後、地下に広がる空間を確認することができました。
4本に枝分かれしているので、それらは留置線だと思われます。また、方向転換のための引き上げ線と思われる線路も見えます。
最も南北線寄りの留置線をこのブログでは「留置線①」と便宜的に呼んでいます。
確認できた情報を地図に重ね合わせてみると留置線④が連絡線(7・8号連絡側線)とみてよさそうです。
車両が留置されているシーンがみたくて、なんどか撮影にチャレンジしました。これまでに出会った留置シーンのうち代表的な3つを紹介します。
1編成留置(留置線③)
2編成留置(留置線①③)
1編成留置(留置エリア入ってすぐ)
いろんなパターンがありますね。ラッシュが終わって、いったん休憩というところでしょうか。
引き上げ線(南北線)
車両の入れ替えや方向転換のためにいったん引き上げる側線のようです。
連絡線分岐のさらに向こうに見えるのは保線車両留置線?
南北線とをつなぐ連絡線が見える有楽町線ホームに戻りました。本線から連絡線に分岐しているエリアを見ていると連絡線のさらに向こう側にも空間があることに気づきます。
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ジブクレーン
最大荷重1t のジブクレーンが見えます。工事車両などで運んできた重量物を荷台から降ろしたりするのでしょうか。
ピット
有楽町線に乗って飯田橋駅に向かう途中、左側の車窓に目を凝らせるとピットへ降りる階段を見ることもできます。
保線車両
ジブクレーン、ピットのある線路の先に保線車両が止まっている時があります。
黄色の車両は時々見かけるのですが、今回見えたのはトラックの荷台にも見えます。これは軌陸車ですかね。
もう少し、ホームの近くに止まってくれればいいのになあ
南北線からは見ることができなかった保線車両留置線
有楽町線からの車窓、ピット以外にも見えたシーンがありました。
留置線と留置線の間にある隔壁をくり抜いた穴。その穴の向こうには3本の留置線が確認できます。この保線車両留置線は3本目の留置線かと思っていましたが、3本目の留置線と南北線への連絡線の間にもう1本あり、それがこの保線車両留置線であることが分かります。
赤線で示した「保線車両留置線」が追加ですね。
有楽町線 市ヶ谷~飯田橋間 にもある謎の空間
南北線への連絡線の分岐部分をみると、さらに先があることが分かります。この先の部分を有楽町線・池袋・和光市方面行きの前面展望で確認しました。
東京メトロ有楽町線の本線に挟まれるカタチで2本の引き上げ線(留置線?)が確認できます。
こ、こんなところにも謎の空間がっ!
市ヶ谷 外濠下に広がる地下空間
これまでに確認できた地下空間を地図上に乗せてみました。外濠の真下に広く展開されていることが分かります。逆に言うと、外濠があったから広く展開できたともいえるのでしょうか。
地上から外濠を見てみました。JR中央線と外濠と桜並木が広がるゆったりした風景ですが、この水辺の下には接続線や留置線が広がっているわけですね。感慨深い。
今回調査した一連の流れを動画で紹介したものが下の動画です。動きがあるとより分かりやすいので、こちらもご覧ください。
有楽町線から接続線に入っていくレアシーンも見どころ!
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