かっきぃーの雑記帳

おもしろき こともなき世に おもしろく

真実の近代史を知る ~ 日本の200年(上)(下)

そういえば近代史は中学、高校でも詳しく学んだ記憶がありません。
さらっと触って終わりだった気がします(もう20数年も昔のはなしですが)。

戦国の時代や幕末のころの歴史は小説などで目にすることが多いですが、現代のさまざまな状況に直結する近代史についてはあまり目にした記憶がないです。

歴史教科書問題にあらわれているように、各国の認識や解釈が異なり、教科書でさえ真実の近代史が書かれているとは限らない状況です。

特にこの近代は大きく歴史が動いた時代でもあり、今後もこれまで以上に歴史が大きく動くことが必至であるため、正しい歴史を連続的な流れで把握しておくことが大切ではないかと思っていました。

そんな中、見つけたのが次の2冊です。

 

 

この本の著者アンドルー・ゴードンはアメリカ人の日本史研究者であり、さまざまな文献や日本史研究を元に書かれているため、どの国の人が読んでも共通認識が得られるような真実に近い近代史が描かれているものと感じました。

当初は英語圏で日本史を学ぶ学生や興味を持つ一般の人を対象に出版されていたようですが、いまや日本語だけでなく、中国語・ハングル語・スペイン語でも翻訳されているようです。

江戸の後期から幕末・近代・現代(小泉内閣のころ)までの国家体制や政治経済、文化や市民生活の様子、世界の各国との関係、庶民から上流階級の人たちが何を考え、どのような行動をとったか、などなど具体的な様子も含めかなり詳しく描かれています

この本を読んだことで、ニュースなどで問題なる歴史問題についても、その背景が分かるようになるなど非常に内容の濃い2冊です。一読の価値は大いにあると思います。

 

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