東京の地下鉄道のミステリー
今週のお題「読書の秋」で紹介のあった 韓隅錦矢 (id:kiha-gojusan-hyakusan)さんの記事を読んで、激しく興味をもったので、私も読んでみました。
kiha-gojusan-hyakusan.hatenablog.jp
最近、地下鉄に関する2つの動画を公開していて、東京の地下世界のふだん目にしない世界が気になっていたところです。
西早稲田駅ホームの近くにある地下空間の謎(東京メトロ副都心線)
短絡線・連絡線・留置線分岐・勾配と多彩!地下空間を縫って都心へ向かう東京メトロ有楽町線(新木場→池袋)[前面展望](2017年12月撮影)
この本では、複雑な地下構造や戦中・戦後の写真・資料より、過去に作られた地下空間についての仮説がさまざま書かれています。
真実そうな仮説、本当がどうか疑わしい仮説、いろいろ混ざっていはいますが、
- 地下横須賀線の「東京トンネル」は、100年近く前に造られていた?
- [虎ノ門駅]改札が4つ、地上出入口が10、多すぎないか?
- [萬世橋駅]駅が消えたのに、線路がつながっているのは、なぜ?
- [上野駅]京成電車の地下路線は銀座線への乗り入れを考えていた?
- [東京駅]「行幸地下通路」は、以前は「秘密の地下道」だった?
- [神楽坂駅]勾配ゼロのトンネルと奇妙な2段重ね構造の駅の謎
- [飯田橋駅]外堀通りの地下に掘られた巨大トンネルの正体は?
- [市ヶ谷駅]地下43メートル「九段~新宿共同溝」は、どこに隠されている?
- [麴町駅]かつて、ここにも秘密の地下鉄が走っていた?
- [市ヶ谷駅]かつて陸軍専用の地下鉄が走っていた?
- [後楽園駅]地下6階を走る南北線の上に眠る秘密の地下施設
あたりが、個人的には興味をもったところです。ものごとには理由があります。しかし、その理由が分からないところにミステリーがあります。正しい情報かどうかは結局分かりませんが、考えるところにおもしろさがある一冊です。
大東京の地下鉄道99の謎―各駅の地底に眠る戦前の国家機密! (二見文庫 (006))
- 作者: 秋庭俊
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 文庫
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