敦煌故城・漢の長城・玉門関、そして寝台列車に乗る!@敦煌 : 西安・敦煌・トルファン・ウルムチ 冬の中国シルクロード(その6)
敦煌故城
井上靖の著書「敦煌 」を原作に製作した映画のセット。 3000万円掛けて作った町並みを保存しているが、 訪れるのは日本人だけだそうな。
映画「敦煌」は西田敏行主演。 旅行後にビデオをレンタルして鑑賞した。 莫高窟の第17窟の謎を推測したひとつの物語。
なぜか、かっきぃーは羊に角でつつかれる。
漢の長城・玉門関
漢の武帝が北方騎馬民族の匈奴の侵入を防ぐためにつくったとされる漢の長城。
シルクロード北路に玉門関、南路に陽関を設け、数キロおきに狼煙台が築かれているようです。
狼煙台は情報伝達ツール。ここで煙をあげ、遠方へ情報を伝達することを狙ったものです。 1ヶ所で煙が上がったのを確認した近隣の狼煙台が、追従し煙を焚くという連鎖で数百キロ先であっても、 短時間で情報が伝わるものだそうです。
今となっては風化が進んでいますが、この広い砂漠の中にこれほど大規模な建造物がある景色は圧巻。 風化が進んでいても、遠くにある狼煙台も見えるので、そのころの状況を想像できます。
敦煌からトルファンへ 寝台列車の旅
ホテルのある敦煌中心部から敦煌駅(柳園駅)まではクルマで約1時間半。 約160kmのみちのり。 道はガタガタで真っ暗闇という日本のいわゆる一般道にもおぼつかないガタガタ道にも関わらず、平均時速は110km/h。ハマツコは5回クルマの天井に頭をぶつける。オソロシー。
周りには何もない郊外の道路にも関わらず、携帯電話は通じるようで、ガイドの人が使っていました。 中国は広大なので、電話回線など有線のインフラを整備するよりも、むしろ無線である携帯電話が急速に使われるようになったようです。
さて、敦煌駅(柳園駅)に到着しました。ガイドの張さんとはここでお別れです。 余裕をもって到着したので結構待ち時間がありました。待合室には暖かそうな毛皮の帽子の人が沢山。 日本人は珍しいためか、いろいろな人にジロジロ見られました。ドキドキ。
中国の列車にはいくつものグレードがあります。今回は最上級グレード、「新空調軟座特快臥」に乗ります。
空調:エアコンつき
軟座:やわらかいイス
特快臥:特別寝台車(日本で言うA寝台)
4人コンパートメントでしたが、われわれ二人しかいません。結構広くて快適。
乗車券と引き換えにアルミ製の座席票と交換します。
朝は車掌のおねえさんが起こしてくれるようです。 砂漠の真ん中を走るので、外を見ても真っ暗闇。空には満天の星。ぼけーっと外をみていると、なんとラクダで旅する人を発見!
洗面所、トイレの水には限りがあるため、早めの利用をおススメします。 われわれは早めに目が覚めたので問題はなかったのですが、 我々のあとのおじさんは水が出てこないと大声をあげていました。
そんなこんなで、朝7:07。トルファンに無事到着。
西安・敦煌・トルファン・ウルムチ 冬の中国シルクロード
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